財務諸表も簡単!
今まで経理の処理方法を確認してきました。
そして、財務諸表の作り方も経験しました。
次は、財務諸表の見方、利用の仕方について確認しましょう。
今までは、数字だけを追ってきました。
しかし、数字には良い面と悪い面があります。
本当は、数字そのものが悪いのではなく、読む人が悪いのですが……。
☆数字の良い面→ シンプルに表現できる。
★数字の悪い面→ 全体をイメージしにくくする→ 細かい数字にとらわれる人は。
この数字のマイナス面をカバーするために、
今後は個別の数字だけではなく、大きく見て全体を概観できるようにしましょう。
脳は、右脳と左脳に分かれています。
左脳は言語や論理的思考の中枢で、右脳が映像・音声的イメージや芸術的創造性を担うと言われています。
現代人は通常は、左脳の働きである論理的思考を優先して生活しています。
その結果、様々なマイナスが出ています。
個別的把握は上手いのですが、全体を観ることが下手なのです。
これも過去のトレーニングの成果ですから、別のトレーニングをすることが必要になります。
一般的な企業の経営者は自分で経営している、つまり、毎日現場にいるので会社の現状を肌で感じているはずです。
会社の現状を感覚的には把握しているはずです。
しかし、規模が大きくなると段々、全体を把握できなくなるものです。
そうなると、細かい処理、作業は従業員に任せ、会社全体をイメージすることが必要になります。
そのための手段として財務諸表を観ることも必要になります。
それも細かい数字ではなく、大まかに捉えることが……。
会社が自分の予定した方向に向かっているかどうかを、大きく、感覚的に捉えるのです。
そのために、右脳を活性化し、直感を働かせることが必要です。
毎日のトレーニングにより少しずつ上手になります。
まずは、財務諸表の構造とその概念を理解し、あとは数をこなしましょう。
あとは、昔から言う「習うより慣れろ!」です。